『臨界点の中国−コラムで読む胡錦濤時代』
 藤野彰 著  (集広舎 発行)  2007.6  四六判/356頁  定価 2,520円(税込)
 専制権力の腐敗・戦乱・農民暴動等によって幾度となく「臨界点」
 を越えてきた中国。日本そして世界の問題に直結する中国の次の
 「臨界点」は? 一党独裁と市場経済というアンバランスな車の
 両輪を激しくきしませている現代中国―胡錦濤の時代を、322事項
 の年表を付し、176項目のキーワードを織りまぜながら明らかにする。
 
 本書の構成:
 「臨界点の中国」への視点−序にかえて
 I 改革と軋轢−胡錦濤時代の政治潮流
 II 苦悶と模索−胎動する過渡期社会
 III 負債と暗闇−鈍色の現代史
 IV 自尊と混沌−台湾・民族・宗教
 V 不信と誤解−呻吟する日中関係
 二一世紀中国年表(2001〜2007年5月)/参考文献/キーワード索引
 あとがき−中国特派員のモノローグ