『中国古典を読む はじめの一歩』
 坂出祥伸 著  (集広舎 発行)  2008.10  A5平/217頁  定価 2,730円(税込)
 [あじあ楽学選書2]
 中国文学・中国哲学・中国史など「中国」を学ぼうとする学生・
 院生、また、漢籍・中国書の分類を扱う図書館員などを対象に、
 目録学・版本の基礎知識を丁寧に解説する入門書。長年の教学経
 験と在外研究から得た幅広い知識により、古典文献はもちろん、
 現代中国、さらにヨーロッパの図書館における図書分類までも視
 野に入れ、ユニークな視点から、広く「中国学」を学ぶ人のため
 に編まれた。

 I 古典を読むために知っておきたいこと
  一、古典文献の体裁について
  二、これだけは知っておきたい版本の知識
  三、古典のなかには偽書もある
  四、文中で皇帝の諱などを避け文字を改める習慣がある
  五、文中に反切などの発音表記がある
 II 古典の分類はどのように展開したか−目録学の初歩
 III 中国古典をより深く理解するために−工具書・入門書を利用しよう
 附編 日用類書について