『中国新声代』
 ふるまいよしこ 著  (集広舎 発行)  2010.2  A5判並製/316頁  定価 2,415円(税込)
 「中国で起こる事件、あるいは中国社会の出来事について、日ご
 ろから中国社会に向けて発言している中国人識者の話を、そのま
 ま日本の読者に伝えたい」という思いで、今の中国を知るために
 欠かせない人物18人にインタビュー。 はいない有名人でも、
 日本ではほとんど知られていないだけに、 新しい「声」が日本
 の読者に届くはず。
 月刊誌『論座』に連載されたインタビューをもとに、追加インタ
 ビューを含めて再構成した。

 故宮とスターバックス、というタイトルから何をイメージするだ
 ろうか。私達は「現代中国」をほとんど知らない。隣国の巨人を、
 まず知ることから始めなければならない。
 本書は、最良のガイドブックである。
      ―村上龍

 目 次

 序 もっともっと声を聞きたい、だから訊いてみた
 第一章 社会―「公」から「個」の時代へ
   王小峰(雑誌主筆、ブロガー)
   李銀河(社会学者)
   郎咸平(経済学者)
   連岳(コラムニスト、ブロガー)
   徐静蕾(女優、映画監督、雑誌発行人兼編集長)
 第二章 出来事―国内に抱える不安、海外と高まる軋轢
   ?成鋼(CCTVキャスター)
   袁偉時(歴史学者)
   孫大午(農村企業経営者)
   梁文道(コラムニスト、文化人)
   邱震海(国際問題研究家)
 第三章 港台―「一国二制度」と経済、民主、アイデンティティ
   曹景行(時事評論家)
   尊子(風刺漫画家)
   梁家傑(2007年香港特別行政区行政長官候補)
   龍應台(作家)
   林清發(北京台湾資本企業協会会長)
 第四章 文化―変化続く時代、揺れ続けるスピリット
   賈樟柯(映画監督)
   胡戈(ウェブビデオクリエイター)
   欧寧(文化プロデューサー)
 あとがき