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書名 : 寧波の美術と海域交流
編著者 : 東アジア美術文化交流研究会編
出版社 : 中国書店
定価 : 3,200 円
出版年 : 2009/09 月

 B5判並製229頁

寧波は、近代になって上海が港町として開かれるまで、東アジアの海域交流圏の中心となる港町であった。また寧波は、天台山や普陀山、五山の禅林を揺籃する仏教文化の聖地として、また著名な科挙官僚を輩出した浙東学派の故郷としても知られていた。交易と文化とが重層化する拠点。そこに寧波独自の顔がある。地域社会の信仰のなかで祈りの対象とされた仏画や仏像であれ、海を舞台と経済活動の商品であれ、人的交流の贈答品であれ、寧波から海を渡って日本にもたらされてきた美術品は、日中間、さらには東アジア海域交流圏における重層的な文化交流の歴史を理解するための良き試金石となるだろう。2006年12月、九州国立博物館で開催された国際シンポジウム「寧波の美術から海域交流を考える」の議論を、豊富な写真と図版を付し再現する。

開催趣旨(九州大学大学院人文科学研究院・井手誠之輔) 第一セッション: 入宋僧と寧波文化 寧波をめぐる場と美術(井手誠之輔)/「歴史と文化の都市」寧波の保護と研究(中国、寧波市 文物保護管理所・許孟光)/栄西の入宋と東大寺復興(奈良国立博物館・谷口耕生)/鎌倉彫刻における宋代美術の受容(大阪大学大学院・藤岡穣)/宋代明州の史氏一族と東銭湖墓群(広島大学大学院・岡元司) 第二セッション: 遣明使の視界 北京を拒絶する―雪舟入明時の蘇州画壇(台湾中央研究院語言研究所・石守謙)/十五・十六世紀における朝鮮画壇の中国画認識と受容態度―対明観の変化を中心に(韓国、梨花女子大学大学院、韓国美術研究所・洪善杓)/日明交流と肖像画賛(山口県立大学・伊藤幸司)/雪舟の中国絵画に対する認識をめぐって(九州国立博物館・畑靖紀)/明代における寧波と日本の文化交流(寧波大学大学院古代文学研究所・張如安)/ シンポジウム討論 静永健(九州大学大学院)/ 板倉聖哲(東京大学東洋文化研究所) 森平雅彦(九州大学大学院)/鄭于澤(韓国、東国大学大学院)/佐伯弘次(九州大学大学院)/島尾新 (多摩美術大学美術学部)/中島岳章(九州大学大学院)/西上実(京都国立博物館) 村井章介(東京大学大学院) (所属名は2006年12月の国際シンポジウム当時のもの)





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