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書名 : 韋君宜研究―記憶のなかの中国革命
編著者 : 楠原俊代
出版社 : 中国書店
定価 : 10,000 円
出版年 : 2016/02 月

文化大革命とは何だったのか──
ひとりの女性革命家が見た中国革命の真実
中国で著名な作家・韋君宜(1917-2002年)は、人民文学出版社総編集・社長をつとめながら、60歳を過ぎて本格的に著述をはじめ、生涯に13冊の著作を残した。代表作『思痛録』は、韋君宜が18歳で中国共産党に入党して以来,党員として生きた生涯を振り返る50年におよぶ回想録。家族が離散し、多くの同志が非業の死を遂げた事実を精緻に書き綴った。1998年に出版されると大ベストセラーとなり、「韋君宜現象」を引き起こした。
本書は、全訳『思痛録』を初めて紹介。香港版と削除部分の多い北京版の異同を明記し、いまだ原作の出版が許されない中国大陸において、革命がどのように記述されなければならないのか、その歴史認識を論考。韋君宜の生涯の軌跡を克明に追い、ひとりの女性革命家が見た中国革命の真実を明らかにする。

■目次 
 まえがき/凡例
前編 韋君宜『思痛録』
 序 文
 第一章 搶救運動─延安・辺区における粛清
 第二章 解放初期─反革命鎮圧、三反五反、粛反運動など
 第三章 胡風批判運動─一九五五年前後
 第四章 反右派闘争─一九五七年
 第五章 大躍進運動─一九五八年
 第六章 反右傾運動─一九五九年から六二年の七千人大会まで
 第七章 ある普通人の教え─右派分子・李興華の忠誠心
 第八章 文革前夜─一九六二年の反党小説
 第九章 文化大革命─一九六六~七六年
 第一〇章 当代人の悲劇─夫・楊述の生涯
 第一一章 大寨について
 第一二章 「取経」について─一九七六年春、大連で
 第一三章 文革の後半─一九七三年春、北京に戻って
 第一四章 編集者の懺悔─一九七三~七六年
 第一五章 文革の後─郭小川の死、名誉回復、「人民」と「階級」について
 第一六章 周揚について
 結 語
後編 韋君宜論考
 第一章 武漢時期の韋君宜
 第二章 延安時代の韋君宜 中国共産党の文芸政策に関する一考察─『思痛録』をてがかりに
 第三章 一九五〇年代の韋君宜 韋君宜と『文芸学習』について
 第四章 文革期の韋君宜 文革期文学における「集体創作」の再検証
 第五章 韋君宜の著作における「歴史」の意味について
 韋君宜年譜/人名索引





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