「九州大学100年の中国学研究」【10/6~11/28】 [ 2025/10/21 ]
九州大学100年の中国学研究
2025年10月6日(月)〜2025年11月28日(金)
※10/11(土)、12(日)、13(月祝)、11/1(土)、2(日)は開館
九州大学は、その立地環境にも恵まれ、中国と深い関わりがある。開学の翌々年(1913)には革命家孫文が来訪し、その時の揮毫「学道愛人」は今も中央図書館に掲げられている。また近代の文豪郭沫若も本学医学部に学んだ所縁があり、「実事求是」の額は後年(1955)本学で講演を行った際の染筆である。
本学の人文科学研究院および比較社会文化研究院そして言語文化研究院には、その前身である法文学部、教養部以来、日本の中国学(中国を淵源とする思想や文化の研究)をリードする錚々たる研究者が在籍し、研究と指導に当たってきた。1926年に法文学部助教授に着任した楠本正継(1896~1963)を筆頭に、目加田誠(1904~1994)、岡田武彦(1908~2004)、濱一衛(1909~1984)、荒木見悟(1917~2017)、岡村繁(1922~2014)など、日本の中国学を力強く牽引した高名な学者たちが本学の教壇に立った。
また、これら先人たちの孜々たる研究成果の一端として、本学図書館には、全国はもとより海外の研究者も注目する貴重な図書資料が数多く所蔵されている。朝鮮古写本『朱子語類』140巻や、唐の玄宗皇帝の肉筆を唯一現在に伝える「紀泰山銘」の拓本(拓本自体も既に100年近い由緒を持つ)、古典小説三国志演義の貴重な版本『三国志伝』20巻などは、特に「九州大学本」として学界でも認知されている貴重書である。
これら九州大学の中国学研究に関する「ヒト・モノ・コトガラ」を一堂に集めてご紹介します。
なおこのたび新たに重要文化財指定を受けた春日政治・和男両名誉教授旧蔵の「金光明最勝王経」も期間限定で特別公開されます。
▪️「金光明最勝王経」特別公開
10月9日(木)~10月14日(火)、11月4日(火)~11月13日(木)
※できるだけ公共交通機関をご利用ください。
https://fujiigallery.kyushu-u.ac.jp/event/2025/20250826_100ysinologicalstudies/
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