書名 日中芸能史研究
ご寄稿者名朝日新聞
投稿日 5/12 日
編著者越智重明
出版社中国書店
出版年月2001年10月11日
ISBN 4-924779-61-X

書評九州大学名誉教授は中国・魏晋南北朝を中心とする
東洋史の大家。が、それ以上にサーカスの研究で知ら
れた。本書の編集の半ばで98に亡くなった後、友人た
ちが遺志を引き継いで編んだ。数ある著作中、芸能史
 を扱った単行本は初めてだ.サーカスの源流をたどって
 世界各地を概観し、民衆の娯楽・日常生活を考察した。
論の柱をなす中国では紀元前4.5世紀ごろの造型物が
あるといい、 そこにはシャーマニズムや仏教などの宗]
教性が深く結びついているという。やがてそれらは日本
に伝わり、東大寺の開眼供養時の軽業以降、江戸時
 代の多彩な雑芸能をへて現代へと受け継がれてゆく。
 中国 の音楽、中国の芸能、日 本の芸能の3部構成。
 573ペー ジという大著だが、様々な芸能用語を網羅
 した索引と参考文献目録は100ページにも及ぶ、初め
 て東洋の芸能に触れる者の手引きとしても重宝だ。

        朝日新聞 2001年11月17日 ほん欄


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