| ●書評 | 世界に知られるようになった日本のマンガ。著 者は「欧米で『MANGA』といえば日本マンガ といえば日本マンガのことを意味する」という。 本書は、九州大学大学院比較社会文化研究院教授 がテキストとして著したものだが、一般の人にも 「研究の対象としての漫画」に興味深くアプロー チできる。 入門は「漫画」と「マンガ」の違いから。ここで 論じられるマンガは日本が生んだストーリーマンガ で、手塚治虫に始まるとし、そのスピーデイーな展 開は映画を思わせる。著者は従来からの漫画との違いを述 べ、日本漫画の発展の要因を御伽草子以来の子ども文化や 物語文学などの歴史に探る。 さらに、大人も読む漫画文化の下地をつくった「劇画」、 少女マンガの豊かさ、中国の漫画事情などを多角的にテー マを取り上げるいっぽう、読者に課題を提示する。 ちなみに、巻末に練習問題と解答例つき。 西日本新聞 2002年6月30日 本と批評
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