| ●書評 | 言論・報道統制が厳しいとされる中国 にも、反骨のジャーナリスト魂を持った記 者はいる。葉にきぬを着せない新華社の 戴煌(ダイ・ホアン)氏は報道の自由を叫び 続ける。本書は彼へのインタビュー記録 だ。 戴煌氏は28年、江蘇省生まれ。軍事 関係を中心に取材してきたが、57年の 論文発表をきっかけに「右派」のレッテ ルを張られて、記者としての活躍の場を 追われ、労働改造や監獄生活など21年 間、苦難の日々をおくった。78年名誉回 復するが、その壮絶な人生は鉄の反骨 精神を育てた。 インタビューは昨年3月に北京の自宅 で行なわれた。毛沢東批判や民営新聞 発行の推進、新聞は共産党の代弁者で はない、など大胆な発言が飛び出す。中 国の言論・報道における生々しい真実の 姿が映し出されている。 聞き手の横澤氏は元NHK外信部記者 で、現在、熊本学園大学教授。
2003年4月26日 朝日新聞より転載
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